スタジオ(ペイント準備編)

natsu tanimoto
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先日、無事に土間工事が終わりました。

一時はどうなることかと思ったけど、やっぱり斫って正解でした。
自分で床を作るにはどうしたら良いのか、どれくらいの木材が必要なのか、予算は?期間は?

ここしばらくはネットで色々調べては悩む日々を過ごしてました。

そもそも、人に何かを頼むという事をあまりしたことが無く、
職業柄なのか、性格なのか、何でも自分でやらないと気が済まないタイプ。

お金があっても無くても人にお願い出来ないやっかいな人なので
いつも1人で抱え込んで、もがいて、いっぱいいっぱいになってます・・・。

でもホントにパパ友にお願いして良かったです。
それと同時に、予算を抑えて貰って感謝です。


さて、そうなると次は・・・やっぱりペンキ塗りでしょう。

まずはマスキングと養生。
paint_00.jpg

めんどくさくてもしっかり丁寧にマスキングや養生をしておけば
きっと後悔しないだろうと念入りに作業を進めていった。

土間工事であれだけのコンクリート粉が舞っていた室内で、なおかつ
このポンプ室はマンションが造られた当時からあるので築30年以上は経過している。
テープでマスキングしたところで簡単にくっつくわけがないので
マスキングする前々日に壁や天井を水で洗浄しておきました。

ホースからの水でカベを洗浄していたらマンションの住人がやってき高圧洗浄機を貸してくれた。
海外製のモノで、表面や隙間の粉塵やゴミを気持ちの良い程に流してくれる。


ペンキ塗りのノウハウ間全くない。


なので事前に塗装工のパパ友に塗料の種類や気を付ける点を教えて貰っていた。


1. 下地材を塗る
2. その上から塗料を塗る
3. オススメは油性ペンキ


そもそも直接コンクリートの壁に白い塗料を塗ろうと思っていたので
下地剤を塗ったほうが良いと聞けてよかった。

下地剤を塗ることで壁の塗料の吸収を抑え均一化して
塗装ムラを防止したり塗料の耐久性を高めてくれるんだとか。


さらに油性塗料の方が水性塗料に比べ耐久性や密着性に優れていらしい。


「ただ、油性は臭いもきついから塗っている最中耐えられるかどうか。」


パパ友の車に積んであるいつも仕事で使っている道具を見せて貰いながらそう言われ
ハケを保存してあるケースを開けて見せて貰った所、ハケがシンナーに浸かっていて


「この臭いに耐えられれば大丈夫だと思うんだけど」と。


過去にシンナーを吸ったことは無いが、特にひどく臭いと思わなかったので大丈夫かなと自己判断。

さっそくホームセンターに塗料やハケ、ローラーなどを買いに行く。

悩んだ挙げ句、シーラーと呼ばれる下地剤は油性、塗料は水性に。
シーラー4l。塗料は4l×2缶。

余りすぎてもアレなので。
これでなんとか足りるかなーどうかなーといった悩ましい量にしておいた。


いよいよシーラーを塗っていくわけですが・・・

どこからどうやって塗るの?天井?正面の壁?
いきなり悩んでしまい身動きが取れなくなる。


犬小屋だったら屋根から塗るよな−。
椅子だったら逆さにして脚から塗るよなー。
(あくまでも俺の場合ですが。)

そんな風にパッとわかるので何も考えず意表を突かれたいきなりのカベ(笑)


そもそも何か効率の良い塗り方があるんじゃない?セオリーみたいなモノが。
そこに気が付かず材料の質問ばかりしていた自分が情けない・・・


そしてまたネットで調べる。


自分の中での結論は、角、隅っこ、デコボコした場所、そういった所から先に
ハケを使って塗り始め、その後にローラーで面を塗っていくのがいいだろう。と。

塗り始めてわかったのが、シーラーは無色なので、乾くと塗った所と塗っていない所の
区別が付きにくく、尚かつコンクリートへの吸い込みが激しい事。

すでにシーラーが足りなくなるんじゃないかという不安が訪れる。

朝7時から塗り始め、昼までには塗り終え午後には1回目の塗装に
取り掛かれるという甘い予想も見事に外れる事になった。

昼過ぎに別のマンションの住人が作業を覗きに来て開口一番


オッチャン「大丈夫?凄い臭いがしてるけど」


部屋に入りっぱなしの俺と、部屋の外にいるオッチャン。
オッチャンは臭いと刺激で目も痛いらしく一歩も中に入れないのに
よくもまぁ長時間塗り続けていられるねと呆れ顔。

臭いはするけどさほど耐えられない訳ではなく
早く塗り終えたい一真でぐんぐん塗っていく。

休憩もせず、ひたすら塗り続ける。


シーラーは予想よりも減りが遅く、結構余っちゃう気がして
最後の方はふんだんに面に塗り込んでいった。

そして突然その時はやってきた。


「あ、やばいかも・・・」


順調に塗り進めて行った矢先、急に限界に達し倒れそうになる俺・・・。

さすがに7時間以上もシンナーを吸っている状態だったため
気が付いたときには意識が飛ぶ寸前の自分が。

パパ友は言っていた。


「油性の場合、臭いにやられてメシも食いたくなくなる時もある」と。


このポンプ室、窓がないのだ。

送風機で室内の空気を外に逃がしてはいるが風が通り抜けるわけではない。
部屋の奥に、スリットが入っているだけの鉄の枠がハマっている窓の様な物はある。
だたそれは通気性が有るだけで大きく開閉が出来るわけではない。
あとは入り口のドアが開いているだけ。


オッチャン「目が充血してるよ、ちょっと休んだ方がいいって」


オッチャンのただならぬ人を見るような発言で我に返りしばし休憩を取る。

人生初の「ラリる」を体験する43歳。

瞳孔が開き、外がいつになくまぶしい。
召されたこと無いけど、天に召されてしまったんじゃないかと錯覚する勢い。


ちょっと怖かった。

気分も少し良くなったところで残っているシーラーを塗り終える事が出来た。
paint_03.jpg


この日の作業はおしまい。

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